
中古車や車検の下回りサビ防止塗装は必要?塗装する人の割合
中古車を購入する際や、車検の際などに何かと勧められる『下回り(廻り)塗装』。
金額もけして安いものではないので塗装するべきかどうか悩んでいる人も多いかと思います。
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下回り塗装をする意味
下回り塗装とは、その名の通り車体の下部分の塗装を指す言葉です。
「普段見えない部分に塗装?」と疑問に思うかもしれませんが、車体下は、タイヤが巻き上げた石などが頻繁にあたる場所で、傷がつきやすく非常に錆が生じやすい環境となっています。
ボディの僅かな傷から錆が広がったという経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか?鉄素材は簡単に錆びてしまうものです。車体下は傷が付きやすいので気が付かないうちの取り返しがつかないほど錆びが広がってしまう可能性があります。それを防ぐための錆止めとして下回り塗装が必要とされるのです。
下回り塗装する人の割合は?
下回り塗装をする人の正確な割合の統計はありませんが、今回、車検をメインとしている整備工場3ヶ所に下回り塗装する人の割合について確認してみました。
- A社・・・30%
- B社・・・40%
- C社・・・10%
これらもおおよその割合になりますが、多い整備工場でも3台に1台未満。少ない場合は、10台に1台ほどのようです。
けして「多い」という印象は受けませんが、それでも、下回り塗装をしている人も少なくないといった印象です。
ちなみに、A社は比較的強く下回り塗装を勧めていて、C社はそこまで強く勧めていないそうです。「勧められれば塗装する」といった感覚の人が多いのかもしれません。
※長野県の整備工場
下回り塗装は錆びてからするより事前にする
今回3つの整備工場に確認するにあたって整備士さんが口を揃えて言っていたのが、「錆びてから塗装をしようとする人がいるが、塗装をしても錆びで弱った部分が戻るわけではない」という事。
錆びてからしても意味がないとまでは言っていませんでしたが、前もって塗装しておくことによって車が長持ちするということです。
下回り塗装は必要性を感じていない人も多いかと思いますが、長く乗りたい場合は、状態が良くても前もって塗装しておく事が重要です。
雪の多い地域は下回り塗装をした方がいい
雪の多い地域は、融雪剤に含まれる塩分と雪の水分によって錆びやすい条件が揃いますので下回り塗装をする事を強くお勧めします。
地域によっては、通常の整備料金の中に下回り塗装が含まれるほど当たり前の事となっており、下回り塗装をしないと最悪の場合は、シャーシが折れて走行不能になる事もあります。
私の身近な人も錆びと経年劣化によってシャーシが折れ走行不能になりました。たまたま家の敷地内だったので怪我人もいませんでしたが走行中に折れるような事があると、大惨事になっていたことでしょう。
こういった事も考えられるので、より錆びやすい条件が揃っている地域では下回り塗装が重要です。
また、これと同じ理由で海沿いで車を使っている場合も錆びやすい条件が揃っていますので下回り塗装が推奨されます。
下回り塗装の相場
下回り塗装の相場は、軽自動車やコンパクトカーで10,000円〜15,000円ほど。それ以上のサイズでは、2万円前後になります。
ただ、塗装にもさまざまな種類がありますので、本格的な塗装をする場合は、倍ほどの値段になる事もあります。
車検などでされる下回り塗装は基本的に簡易的な安めの塗装で乾燥時間も含めてその日のうちに終わります。本格的な塗装の場合は、乾燥時間も含めて数日かかるので車を預けなくてはなりません。
ただ、雪道や海沿い程度の通常の使い方でしたら簡易的な方法で十分です。本格的な塗装は、よほど錆びやすい特殊な環境か高級車に使われる事が多くなっています。
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