
ブレーキフルード(オイル)の交換時期や料金、作業時間。漏れの原因
2017/11/12
ブレーキフルードとは、ほとんどの車で採用されている油圧式ブレーキで使う作動油の事で、ブレーキオイルとも呼ばれています。
※厳密には『フルード(作動油)』が正解で、オイル(潤滑油)は意味合いが異なってきます。
油圧式ブレーキとは、管の中にオイルが充填され、ブレーキペダルを踏んだ時にブレーキシリンダーにオイルで圧力を伝え、ブレーキキャリパーの動作に繋げる仕組みです。
ショベルカーのショベル部分の動作でも油圧式が採用されていますが、油圧式のメリットは小さな力で大きな力を加える事ができるという事です。また、ペダルの繊細な操作も敏感に正確に伝える事ができるというメリットもあるので、ブレーキシステムのスタンダードとなっています。
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ブレーキフルードが劣化する理由
エンジンオイルなどは、『熱』や『摩擦』などによって劣化していき、汚れが発生しますが、ブレーキフルードが劣化する理由は『空気と触れること』にあります。
ブレーキフルードが入る、ブレーキの油圧系統は密封された空間ですが、完全な密封にはなっていません。そして、真空になっているわけでもないので常に空気に触れた状態となっています。
さらに、問題なのはブレーキフルードが『吸湿性』だという事。空気に触れているブレーキフルードは空気中の水分を吸ってしまうのです。
水分を吸ったフルードは徐々に劣化が進みますし、水分を含んだ事により油圧系統内の金属の錆びが急速に進む事もあります。
錆が漏れの原因に
「ブレーキフルードが漏れる」という意見を多く聞きますが、漏れる原因の多くは、水分を含んだフルードが内部を錆びさせてしまい、腐食した部分から漏れている可能性があります。
漏れが発生すると、油圧系統が正常に働かなくなるので、ブレーキの効きが悪くなってきます。最終的には、フルード内に大量の空気が入り込んでブレーキ機能を全く果たせない状態(ペーパーロック現象)になってしまうので、『漏れ』を認識した地点で、もしくは『ブレーキの効きが悪くなった』地点で、ディーラーや整備工場に行くようにしましょう。
漏れが発生している場合は、ブレーキの油圧系統を修理・交換する必要がありますので、修理費用も1〜5万円ほどかかってしまいます。
ブレーキフルードの交換時期
ブレーキフルードの交換時期は、車や車の利用状況、使っているフルードによっても異なってきますが、1〜2年で交換する事が推奨されています。
しかし、現状として、1年に1回のペースで交換している人はそこまで居ませんし、もしそれで問題になるようならブレーキフルードの認知ももっと高いはずです。
そのため、車検(2年)ごとの交換が妥当な線かと思います。
ただ、これもやや理想の数字かもしれません。私はこれまで車検を2回受けたら1回ほどのペースで交換していますが、それでも問題が起きた事はありません。
もし、「ブレーキの効きに違和感を感じる」「ブレーキを踏んだ時に想像より効かずふわっと進む感覚がある」という部分を感じているようでしたら、交換期間に関係なくブレーキフルードの状態を確認してもらいましょう。
ご自身で確認する場合は、エンジンルームを開けた時に確認できる白色のタンクがブレーキフルードとなります(蓋の色は黒や黄色が多い)。
オイルが茶色くなっているようなら交換時期を迎えているものと判断しましょう。
ブレーキフルードの交換費用
ブレーキフルードは、フルードの種類によって価格がマチマチで、1,000円を切るものもあれば、3,000円を超える場合もあります。
工賃は、3,000〜4,000円ほどとなっています。
作業時間は1時間ほど。
ブレーキフルードのみの交換作業をする場合は、お店毎の料金を調べる価値があるかもしれませんが、車検の時についでで行う場合は、必要費用と考えた方がいいかもしれません。
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